19歳

僕の呪文も効かなかった 夏の魔物に会いたかった

いつの間にか時間が過ぎて いつの間にか歳をとって もう17歳の私は どこにもいない ここに 17歳の頃から今までのことを少しずつまとめて書いていたら 自分の中から ここに全部移動してしまったようだ。 あの頃 感じていた気持ちをPCの画面を前にして文字にし…

さぁ、問題はこの消せないエレクトロライト

手にする度に見え方が変わる 時々取り出しては 自分の気持ちを確認する 私だけの タイムカプセル ずっと吹っ切れずにいた。 楽しい思い出だけじゃなくても 私には彼との日々そのものが重すぎる荷物だ。 どんな風に過ごしても 頭から振り払えずにいたのだった…

ユートピア 丈夫なココロが欲しい 痛いのはもう嫌なんだ

どの道へ進んでも 最後は 行き止まり そういう道を 私たちは歩いていたのだ 身体を売り続けることを認めてくれる優しさなど要らなかった。 そんな仕事はするな と怒ってくれる優しさが欲しかった 17歳の私を傷付けた男の家に私はまた転がり込んだ。逃げ込ん…

積み重ねた想いが たとえ偽りだったとしても

一瞬の輝きが美しいのだろうか 突然来る終わりの その儚さが美しいのだろうか 命を燃やす火花が美しいのだろうか 彼の為には何も出来なかった。 私の人生を犠牲にしてまで 彼の隣にいることは選べなかった。 最後に言われた言葉が辛かったのではなく 最後に…

所詮 欲求の為だけのピエロ

終わりがない という「終わり」 それはとても残酷なことだ。 とても恐ろしいことだ。 「愛しているか」と聞かれ 「愛している」と答える。 「愛していないだろう」と言われれば 「愛していない」と答えただろう。 そんな関係だった。 まるで機械のように相手…